佐藤陽向に腕を取られた格好で個展会場を出る。朝から降り続いていた雨は既に止んでいて、雲の切れ間から太陽が覗いていた。 遥が傘立てに挿していたターコイズブルーの傘を抜き取ると、佐藤は目を細めた。 「青が好きなのか」 「うん?」
はるかひなたシリーズの「甲種一類の恋」2になります。
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